kindle出版という言葉をご存じですか?
kindle出版とは、出版社を通さずに個人でも法人でも利用して書籍を出版できるサービスで、近年利用する人が増えています。
しかし本を出版したくても、必要な文字数や費用はどれくらいか、表紙はどのように用意するのかなど、考えることが多すぎる。また、作家でもない自分が本を書くなんてハードルが高い、そんなふうに考えて諦めてしまうかもしれません。
Kindle出版の特徴を知れば、通常の紙媒体の本を書くよりも格段に簡単であることが分かります。
今回の記事を読むと、そのKindle出版の特徴、メリット、そして出版する手順が分かるようになります。
Kindle出版とは、Amazonが提供している「Kindle direct publishing(Kindleダイレクト・パブリッシング)」のサービスを利用して、オリジナルの書籍を作り出版することです。
以下に、そのKindle出版の特徴を挙げていきます。
これがKindle出版の最大の特徴とも言えますが、職業上の作家ではなくても、またどこかの既存の出版社からの依頼がなくても、出版に際しては規約上の問題はありません。
ちなみに、必ずしも本名を出す必要はなく、ペンネームでの出版は可能です。
しかし、内容の審査はあり、アップロード後に審査の時間があり、誤字脱字のチェックなどがされます。
Kindle出版は本の文字数はなく自由ですので、極端な話を言えば例えば1文字でも出版できることになります。
しかし、出版されているレビューを見ていると「短すぎた」「中身がない」と書かれていることがあります。
出版する書籍の文字数は価格との兼ね合いにはなりますが、少なくとも1万文字以上で、2万文字以上の文字数を目指して書いてみましょう。
参考までに1,000円以上の紙の書籍はの場合は、平均として10万文字相当の文字数になります。
Kindle書籍は出版した後でも書き換えができることが、紙媒体の書籍とは違う大きな特徴の一つでもあります。
しかし、すでに一度購入してくれた読者に書き直した内容を読んでもらうには、手続きが必要です。
Kindle出版のための原稿を書くにあたり、パソコンがあればいいですが、なければスマホだけでも問題ありません。テキストだけの執筆ならスマホだけでも大丈夫です。
Amazonのkindleダイレクト・パブリッシング(KDP)では、紙媒体の本を出版することも可能です。1冊注文が入るごとに印刷して注文者に届ける仕組みですので、在庫不要で無料で出版できるサービスです。
電子書籍に抵抗があったり、不慣れな人にもにも届けられます。 ただし、印刷代がページ数によって変わりますので、価格を電子書籍より高く設定する必要があります。
Kindle出版には以下のようなメリットがあります。
通常、自費出版で紙の出版を行う場合、安くとも20万、30万~100万円程度の金額が必要となります。その際、以下のような費用を著者自身が負担しなければいけません。
そしてかかった費用などを回収するとなると、1冊の値段も値が張る可能性が出てきます。
しかし、電子書籍であるKindle出版は印刷代が必要ないため、値段はご自身で自由に設定できます。個人出版の方は99円から1,000円がおおよその相場です。
通常、紙媒体での出版の場合、印税率は5~10%程度ですが、Kindle出版の印税率(ロイヤリティ)は35%か70%を選択でき、そして、印税率はいつでも変更可能です。以下にその違いを比較します。
通常の印税の設定で、Kindle出版以外の他の電子書籍プラットフォームでも出版できます。出版の際には99円から20,000円まで価格設定ができます。
Amazonとの独占契約での出版であり、他のプラットフォームでは出版しないという約束に基づいたロイヤリティの設定です。価格設定を99円から1,250円にできます。ただし、価格設定を250円未満に設定すると印税率は35%になります。
70%ロイヤリティの条件
上記の条件をクリアすることで、売上の70%を販売ロイヤリティとして受け取ることができます。印税の率を選ぶときは70%がおすすめです。理由は、70%を選んでおくと、kindle unlimitedに登録されるからです。
kindle unlimitedとは、amazonで月額980円(税込)を支払うと、登録されている本が読み放題になるサービスです。
kindle unlimitedの会員数は年々伸びていて、現在では巨大産業になっています。会員は気軽な気持ちでダウンロードしていますので、無名な人の本でも読まれるチャンスなのです。しかも、読まれたページ数だけでも印税が入る仕組みとなっております。
印税の支払いは、本が売れた際に設定した割合がロイヤリティとして貯まり、一定額に達すると振り込まれるという仕組みです。
KDPセレクトは、Kindle本の90日間の無料プログラムです。 このプログラムでは、AmazonおよびKindleのキャンペーンによって、より多くの読者を獲得することができます。
KDPセレクトに登録した本は、kindle unlimited会員に本を読み放題で開放され、読まれたページ数に応じた分配金を受け取ることができます。
分配金は毎月変動していますが、ざっくり0.5円弱/1ページが相場のようです。100ページ読まれれば50円ということになります。
このKDP分配金の特徴としては、本の価格がいくらであろうとも、読まれたページあたり単価は同じになるところです。
つまりページ数が多いとより多くのページが読まれ、分配金も多く受け取れる可能性はありますが、しかしそれは読まれる内容かどうかにかかっています。
Kindle出版に挑戦することで以下のようなスキルが身に付きますので、文章を書くのとが好き、または書きたいことや世間に広めたいことがあるならkindle出版に挑戦することは良い経験になるでしょう。
文章という媒体ですから、もちろん必須とされるスキルです。読者にとって読みやすい文章や構成を考えるようになり、考えることによりこのスキルが磨かれます。また自身の経験や知識のアウトプットにも役立ちます。
数ある書籍の中で、自身の書籍を見つけてもらうためには、表紙は人の目に留まる表紙でなければなりません。この点を考えることでスキルも磨かれます。
「1日10分だけ、1ヵ月で3kgやせるダイエット‼」
「1分で奇跡が起きた‼」
このような、本の中身を一言で伝えるタイトルや、紙媒体の書籍の帯に書かれているような印象的なキャッチコピーを考えることも必要です。
kindle出版では、書籍が売れたりアンリミテッド会員に読まれたりすると、購入数や読まれたページ数に応じて印税や分配金が支払われます。出版が完了した後は、購入され続ける限り書いた本がお金を稼いでくれる、ストックビジネスにあたります。
しかし、個人で出版する場合は自分で告知したり広める活動が必要な場合が多いので、そこは労力を割かなければなりません。
自分がこれまで培った技術や経験、知識を読んでもらうことで、自分自身をより知ってもらえるツールとしてアピールすることもできます。
個人で出版できる時代になったとはいえ、まだまだ出版というものに対してハードルが高いですから、権威付けにも役に立つことになります。
紙媒体の本を自費出版をする場合、最低でも数十万~百万円の費用がかかると言われていますが、Kindle出版自体はコストをかけずに出版することができます。これは大きなメリットです。
「一冊まるまる購入しなくても、一部のページだけ読んでみたい。」
そんな人のために、ご自身の出版物をKindle Unlimited対象本にすることにより、購入されるほどのコンテンツではなくても、読まれたページ数だけロイヤリティが発生します。
ページ数によっては、購入によるロイヤリティよりも読まれたページ数によるロイヤリティのほうが高くなるケースもあります。
ところで、ご自身の書籍を売る際以外にも、Kindle Unlimitedの登録をお勧めする理由は二つあります。
登録した方がいいと考える理由
【1】kindle出版の始め方情報を得るのに便利である
【2】kindleの仕組みを理解するために役立つ
そのKindle Unlimitedの料金は月額980円(税込)です。30日間無料お試し期間も設けられております。
これは必要経費と考えていいと思います。売り出した頃はもちろん赤字でも、コンスタントに売れるようになればその費用は回収できます。
本は書きたいけど、もし売れなかったら?もしかすると、自分が費やした労力が無駄になるのではないかといった不安が頭をよぎるかもしれません。
収益を得ること、ご自身の認知度が目的であるなら、売れなかったらどうしようと不安になるよりも、売れる本にするにはどうすればいいか、そしてもし売れなかったらその時にどのように修正したり前向きに対策を考えることが大切です。
そのためには、人目を引きつけるタイトル、読む人に拡散してもらえる内容、SNSでの拡散の紹介の仕方などを考えるきっかけにもなります。
Kindleの出版物には誰でもレビューを書けますから、悪いレビューや批判が届くことがあるかもしれません。
悪いレビューを書かれたりすると誰だっていい気持ちはしません。しかし、すべての読み手から良いと思われる出版物もあり得ませんし、それを怖がっていたら何もできなくなってしまいます。それらを真摯に受け止め、それを元に改善し次に繋げていくことを考えましょう。
Kindle出版を出版する流れは、以下のとうりです。
【1】Googleドキュメントで執筆する
【2】Microsoft Word形式(.docx)でダウンロード
【3】KDPアカウントを開設解説する
【4】管理画面にアップロードし、必要事項を記入する
【5】約72時間で公開
なお、原稿の執筆とアカウントを開設は前後しても構いません。
ところで、書籍が売れた際の印税の支払いはアメリカのAmazonから行われますので、税金に関する手続きをしておく必要があります。アメリカで販売する電子書籍には、30%の税金がかけられます。
しかし、日本で電子書籍を販売した場合、アメリカの税金は適用されませんので、アカウント作成の際に手続きを行ってください。正しく行わないとアメリカと日本との二重課税になります。
日本国籍であることを証明するために日本でいうところのマイナンバーにあたる納税者番号(TIN)が必要となります。このTINを取得する手続きは決して難しくはありません。
ここでは、原稿を書いていくにあたり、どんなフォーマットで書けるかを解説していきます。
以前はEPUB(国際電子出版フォーラムが策定した、オープンフォーマットの電子書籍ファイルフォーマット規格)などでしか出版できなかったのが、今ではWord形式での出版も可能となりました。文章多めの内容でKindle出版するなら、Word出版がおすすめです。
Kindle本で推奨されているファイル形式を見てみましょう。
【1】Microsoft Word (DOCX)
【2】Kindle Package Format (KPF)
【3】EPUB
【4】MOBI(Amazon Kindleストアで販売・配信され,利用されている電子書籍フォーマットの1つ)
その他にも以下のようなサポート対象のファイル形式もあります。
【1】HTML (ZIP、HTM、または HTML)
【2】リッチテキストフォーマット (RTF)
【3】プレーンテキスト (TXT)
【4】Adobe PDF (PDF)
Kindle出版が初めての方にオススメなのは、文章多めの書籍ではWord、写真や画像が多めの書籍ではPowerPointです。
Kindle本の電子書籍の形式には、大きく分けてリフロー型とレイアウト型の2種類あります。
原稿のフォーマットを選び、その後アップロード時に、最終的な形式は大きく「リフロー型」と「固定レイアウト型」の2種類に分けられます。
リフロー型
リフロー型のKindle本が想定しているのは、“テキストが主体でレイアウト要素が少ないコンテンツ”です。
Kindle本はスマートフォン、タブレット、デスクトップPC、などのあらゆる端末で表示ができるため、その端末によって画面サイズも様々です。
そのため画面に表示される絶対的なフォントサイズが同じ場合、画面が小さいと表示される文字数は少なく、画面が大きい場合は大量の文字数が表示される仕様です。
リフロー型のメリットは、端末の画面の大きさに応じた“可変型の表示”ができることです。一方のデメリットは、画像を含めたレイアウトも可変なため、文字列や画像が意図したレイアウトにならないこともあります。
固定レイアウト型 固定レイアウト型に向いているコンテンツは、漫画や写真集、絵本、図録など、画像のレイアウトが重要なコンテンツです。
各ページを一枚の画像として制作する仕様であるため、テキストや画像のレイアウトも端末によって変わることはありません。その代わり、テキストは埋め込み表示となるため、フォントサイズや余白の調整などはできません。
テキストが多めの書籍を出版するなら、マイクロソフトのWordがおすすめです。 逆に、写真やイラストが多めの書籍を出版するならマイクロソフトのPowerPointがおすすめです。
PowerPoint形式での出版をお考えなら、以下の2点を覚えておきましょう。
【1】スライドのサイズは16:9を選択
【2】縦型、横型お好みで選択
なお、PowerPoint形式では、固定レイアウトで表示されます。PowerPoint形式を選択する場合は、文章や画像の配置を考えながらレイアウトデザインをしましょう。
Kindle本の表紙は、人の目を自分の本に引き付けて、その後読んでもらえるようにする重要な箇所です。
たとえどんなに内容が良くても、表紙が印象的でないと手に取って読もうと思ってもらえません。タイトル、サブタイトル、著者名、表紙のイメージ、(キャッチコピー)を、いろいろな本を参考にして考えてみましょう。
その表紙ですが、自分で作る方法と、プロに作ってもらう方法があります。
表紙を自分で作れば、コストが節約でき、思い通りのデザインを納得のいくまで作り込めます。
最近はCanvaブログ記事などのアイキャッチ画像を作る際に使われておりますが、Canvaなら誰でも
オシャレなKindle表紙を作れます。
Canvaの検索画面で「Kindle出版」と入力すると、プロがデザインしたテンプレートの一覧が表示されます。その中から自分の書籍のイメージに合うものを選んで加工して、読者の目を惹き付ける表紙デザインを制作してみましょう。
Kindle本の表紙を作る際の注意点
【1】JPEG(もしくはTIFF)形式に設定
【2】推奨ピクセルサイズ:高さ 2,560 ピクセル×幅 1,600 ピクセル
【3】縦横の比率は 1.6:1 以上
【4】サイズの容量は 50 MB 未満
【5】背景が白の場合は、白背景と区別するため淡いグレーの枠線を追加する
表紙の作成をプロにお任せする方法もあります。外注するメリットとしては、慣れているプロの方に依頼することで、自分自身は原稿執筆に専念できる、自分では思いつかないようなセンスの良い表紙を作ってもらえるという点です。
表紙の外注を依頼するにあたり、「クラウドワークス」や「ランサーズ」または「ココナラ」などで募集することができます。
依頼料の相場としては、コンペ方式で5000円前後程度です。
Kindle本の表紙作成を請け負っている人の中から、過去の受注礼を見せてもらい、ご自身が出版する書籍のイメージに合ったものを作ってくれそうな人を探しましょう。
自分が出版した書籍がそれほど売れたかを確認する場合は、Amazonのkindle・ダイレクト・パブリッシング(KDP)にログインし、その後「レポート」をクリックしますと、何月何日に何冊売れているか、kindle unlimitedで何ページ読まれているかを確認することができます。
紙での出版の場合、販売できる国は基本は日本のみが基本となりますが、Kindle出版の場合はAmazonが使える全すべての国や地域に向けて出版が可能です。また、逆に出版先する国を限定することも可能です。
電子書籍を出版する際には、本名ではなくペンネームで出版することができます。
そして、Kindle出版ではペンネームの他に出版社名も自分で決めることができます。
そこで、電子書籍を出版される方は、自分の出版社名を持ってみることを考えてみてはいかがでしょうか?
Amazonサイトに出版社名を記載するするのはとても簡単です。
KDPの出版申請項目の「出版社」と「出版社のローマ字表記」を記載して、出版申請をするだけで出版社名を記載することができます。
紙の出版(自費出版)よりKindle出版の方が費用面でメリットがあり、高い印税率が適用でき、写真集を出版する場合、日本以外でも購入してくれる可能性があるので、より大きなメリットと言えます。
実際に原稿を書いた後でも、書籍はリフロー型と固定レイアウト型にするか、表紙のデザインやキャッチコピーなど考えることがたくさんあります。
しかし、有名なわけでもなく、ある分野での著名人でもなくても、実際に紙媒体で自費出版を出すより圧倒的に安い費用で出版できるkindle出版にチャレンジしてみる価値があります。
売れなかったり、悪いレビューなどをもらった場合でも、そこで学んだスキルはムダにはならないはずです。
個人が本を出版するのにハードルが下がりました。もしこの記事を読んでおられるあなたがご自身の経験やスキルを世に出してみたいとお考えでしたら、ぜひKindle出版に挑戦することをおすすめします。
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