「カリギュラ効果」という言葉はご存知ですか?
カリギュラ効果とは、禁止されるとかえって気になってしまうという心理現象のこと。
たとえば、「絶対に見ないで」と言われると逆に気になって見たくなりますよね。
情報の閲覧を禁止されると、むしろかえって見たくなる心理現象のことなのですが、カリギュラ効果は聞きなじみがない言葉です。
しかし日本の昔話やギャグにも使われているほどカリギュラ効果はまわりにあふれているんです!
そんなカリギュラ効果の例を紹介しながら詳しく説明します。
この記事を読めば、カリギュラ効果をマーケティングに有効活用する方法がわかりますよ♪
またカリギュラ効果をうまく利用すれば恋愛も成就するかもしれません!
カリギュラ効果を知って仕事も恋愛も成功させましょう。
カリギュラ効果とは、禁止されると、かえってやってみたくなる心理現象のことです。
「この話は絶対みんなに言わないでね!」と言われると言いたくなりませんか?
私も学生時代、友達の好きな子をバラしてしまい、怒られた経験があります…。
言ってはいけないと言われるとつい言いたくなる、そんな心理のことを指します。
このような心理は昔から誰でも持ちあわせているんです。
ではカリギュラ効果をもっと身近に感じられるように具体例を紹介しますね!
日本の昔話の中にもカリギュラ効果がわかる話があるよ!
カリギュラ効果の例として挙げられるのは、「鶴の恩返し」です。
鶴が「決してのぞかないでください」と言ったものの、おばあさんは気になって部屋の中をのぞいてしまいます。
そして、「浦島太郎」にもカリギュラ効果が用いられています。
浦島太郎は、「何があっても開けないでください」と渡された玉手箱を開けてしまいますよね。
さらには、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんのギャグにまでカリギュラ効果が隠れているんです!
「押すなよ、押すなよ」と言うのに押されて熱湯の中にドボン!
このように、カリギュラ効果とは、ダメと言われると余計したくなる心理のことです。
カリギュラ効果はまわりにあふれているのね!
このように日本人になじみの深い昔話やギャグの中にも、カリギュラ効果は潜んでいます。
カリギュラ効果は、ローマ皇帝カリグラをモデルにしたアメリカ映画「カリギュラ」が語源です。
過激な内容のため、一部地域で上映禁止になると、逆に観てみたいと大勢のお客さんが映画館に押し寄せ大ヒット!
このことから、「禁止されると逆の行動をしたくなる」心理効果があると提唱され、カリギュラ効果という言葉が生まれました。
カリギュラ効果はなぜ発生するのでしょう?
それは、行動を禁止されたことに対するストレスが原因で、反発的にダメだと言われた行為をしてしまうからです。
誰もが自分自身の行動を自由に決めたいと思っています。
行動を禁止されると「自由を奪われた」とストレスを感じます。
その結果、ストレスを解消するため反射的な行動として禁止されたことをしてしまうのです。
上記の具体例や語源と照らし合わせるとわかりやすいな!
カリギュラ効果はうまく活用すれば、消費者の行動を誘導できます。
そのため、カリギュラ効果はビジネスやマーケティングなどの場でも多く活用されているんです!
「心臓の悪いあなたは観ないでください」というホラー映画の宣伝や「興味がないあなたは動画を閉じてください」といった宣伝が例として挙げられます。
カリギュラ効果をマーケティングにどのように活用すればいいのか、具体例を紹介しながら詳しく解説します。
消費者の行動を禁止したり限定したりするテクニックは、消費者の関心を引きつけます。
「買ってください」よりも「数量限定なので、必要な場合以外は買わないでください」と言ったほうが買いたくなりますよね。
このようにあえて制限を設けることで消費者の購買意欲を増幅させる効果が期待できます。
それでは、カリギュラ効果をマーケティングにおいて活用するポイントを3つ紹介します。
ではそれぞれの活用例について詳しく説明しますね♪
カリギュラ効果のマーケティングの活用例として「禁止」を盛り込んだキャッチコピーが挙げられます。
たとえば「明日仕事があるあなたは見ないでください」や「本当は教えたくないお店」などと宣伝することで、逆に興味を持たせます。
また、スマホゲーム「モンスターストライク」のCMで「モンストやるなよ!」というキャッチコピーもカリギュラ効果を用いた例でしょう。
カリギュラ効果を宣伝にうまく取り入れ、大ヒットにつなげました。
また、1977年に公開されたイタリアのホラー映画『サスペリア』にも、「決して1人では見ないでください」という行動を禁止するキャッチコピーが使われました。
「そんなに恐ろしいホラー映画なら逆に見てみたい」と、怖いもの見たさをあおる効果があり話題を呼びました。
カリギュラ効果が発揮されるマーケティング活用方法として、「限定」があります。
たとえば会員限定、地域限定、人数限定、年齢限定などなど…。
通販番組で「今から30分間限定の販売」、「今日限りの特別価格」といった呼びかけを聞いたことはありませんか?
視聴者は「30分を過ぎると購入できない」、「明日以降は通常の価格でなければ購入できない」というストレスを感じます。
「特別な商品を安く購入できる自由」を求める視聴者に対し、購入を促しているのです。
同様に「非会員の方の場合、購入は1個まで」と購入数を制限される場合、より多く商品を購入するため、会員登録するはず。
「すぐ買う」、「入会する」のように、その制限をクリアする条件を提示すれば、売り上げアップやリピーターの獲得につなげられますよ!
制限をかけることも、上手なカリギュラ効果の使い方と言えるでしょう。
たとえばテレビのクイズ番組で「正解はCMの後で」と言われると、気になってチャンネルを変えにくくなります。
マーケティングで活用するためには、「相手に行動を強要せず、判断を相手の判断に委ねる」ことが重要です。
「この機会を逃すと、この商品はもう手に入らないかもしれない」という状況を認識させ、行動に移すまでのお膳立てをするのがカリギュラ効果の賢い使い方ですよ。
上記で説明したように、カリギュラ効果はマーケティングと深い関係があります。
しかし、やりすぎると商品やサービスのファンになってくれるはずの消費者を失うことにも…。
カリギュラ効果を用いる場合は以下の点に注意しましょう。
カリギュラ効果は、禁止や制限があることで発生しますが、強すぎてはいけません。
登録すれば会員になれる限定のコンテンツがあったとします。
もしアドレスだけではなく、商品に関係するアンケートなど30分もかかる質問事項に答えないと会員になれないとしたら途中で離脱者がいてもおかしくありません。
強すぎる禁止や制限はファンになってくれるはずの消費者を失いかねないので注意しましょう。
アドレスだけ登録すれば会員になれるなど禁止や制限を弱くすることを心がけたいですね!
消費者が禁止や制限の理由が理解できなければ、カリギュラ効果は発生しません!
なぜそのような禁止をするのか理由がわからなければ、その禁止に従わなくてもよいと感じるからです。
たとえば、ウェブサイトのボタンに「クリックしないでください」と書かれていたとします。
この場合、理由がわからず自分の行動を制限されるわけですから、ボタンを押した先に興味がなければ、押さない可能性が高いでしょう。
興味を持ってもらうためには、「楽をして痩せたいあなた以外はクリックしないでください」と言うほうが魅力的に聞こえませんか?
このようになぜ制限されているのか、制限を解除するにはどうすればいいのかわかるような説明が必要です。
禁止や制限をかけることは、消費者にとってストレスを与えます。
したがって、一定の信頼関係がなければカリギュラ効果は発生しません。
上記で記載したスマホゲーム「モンスターストライク」の場合は、ゲームの知名度もありますが、イメージキャラクターに上島竜兵さんを起用しました。
CMを見ると「モンストやるなよ!」というセリフは、「押すなよ、押すなよ」のなじみのあるギャグとかけていることがわかります。
信頼があることでカリギュラ効果が期待できると覚えておきましょう。
カリギュラ効果はうまく活用すれば消費者の行動を誘導できます。
カリギュラ効果を理解してマーケティングに活かしましょう。
カリギュラ効果はマーティングだけに有効ということはありません。
恋愛や日常生活の中にも隠れているんです!
カリギュラ効果の仕組みを理解し、上手に付き合うことであなたにとっていい影響をもたらしてくれますよ。
まずカリギュラ効果が恋愛にどのように作用するのか例を紹介しながら解説していきます。
カリギュラ効果は恋愛の中にまで隠れているんです!
恋愛でカリギュラ効果が生じる代表的な例は、「ロミオとジュリエット」でしょう。
ロミオとジュリエットの関係のように、恋愛関係を外部から禁止を受けたり、妨害されたりするとより一層深い関係になっていくといった展開はよく見られますよね。
反対される恋愛って逆に燃えるかも!!
現実世界でも、こうした恋愛の現象は起こっていると言えるでしょう。
また、興味のある相手なのに冷たくしてしまうなど恋愛においてもカリギュラ効果は潜んでいるのです。
マーケティングや恋愛など、いろいろな場面で効果を発揮するカリギュラ効果。
育児やダイエット、禁煙など日常生活でもカリギュラ効果は潜んでいるのです!
しかしカリギュラ効果との付き合い方を間違えると悪い結果を招くこともあります。
日常生活で見られるカリギュラ効果の例と対策を紹介します。
子どもに「触ってはダメ」「行ってはダメ」など、注意することはありますよね。
私も2歳の子どもがいますが、キッチンが大好きでコンロの近くに行ったり、勝手に引き出しを開けてお菓子を食べようとしたりと毎日いたずらばかりしています…。
危ないからやめようねと言い聞かせても何回もやる我が子にイライラして強い言い方で注意してしまうことも。
ところが、親からダメだと言われれば言われるほど、子どもはあえてダメだと言われたことをしたくなるものです。
「あれもダメ、これもダメ」と子どもの行動に対する禁止事項が多いと、逆に子どもは反発してしまいます。
本当に危険なものなら注意したり、遠ざけたりする必要がありますが、何でもかんでも禁止するのではなく、子どもの興味や好奇心を満たしてあげるといいでしょう。
ダイエットを始めようと決意すると、急にお菓子や焼き肉、ラーメンなど、好きな物や高カロリーの物が食べたくなりませんか?
食べてはいけないと禁止されることで、ますます食べたくなってしまうのは、カリギュラ効果そのものと言えます。
食べたいという欲求と、食べてはいけないという罪悪感が混じり合い、ダイエットがつらくなってしまいます。
ダイエットするときは自分に対して強い禁止や制限をかけすぎないことが成功のコツです♪
「なるべく高カロリーの物は食べない」「週に1日はお菓子を食べてもいい」など、自分に対する禁止をゆるくしておきましょう。
健康を考え、禁煙をしたいと思っていてもなかなかできないという経験はありませんか?
1本もたばこは吸わないと強く言い聞かせてしまうと逆に吸いたくなり、禁煙できないという悪循環に…。
たばこを止めたいときは、段階的に本数を減らしていくほうが禁煙できる可能性は高いです。
いきなりたばこをやめようとしないことがポイントですよ!
日常生活のあらゆるところにカリギュラ効果は隠れており、その心理を利用してうまく付き合うことが人生を豊かにするコツと言えるでしょう。
禁止されればされるほど、かえってやりたくなる心理がカリギュラ効果です。
カリギュラ効果を理解し注意して活用すれば、マーケティングや恋愛などあらゆる面で有効になります♪
紹介したマーケティングや恋愛の具体例を参考に、ぜひビジネスや日常生活の中でもカリギュラ効果を活用してみましょう。
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