あなたは「続きが気になりすぎて、そのことばかり考えてしまう」という経験はありませんか?
中途半端に終わった事柄に対して気になり、記憶が残りやすくなる現象のことを「ザイガニック効果」といいます。
人は終わったことよりも終わっていない、未完のものに注意を向ける特徴があるんです。
ザイガニック効果はマーケティングと相性がよく、ビジネスの場面で多く使われていますよ。
しかし、場合によってはマイナスに働くこともあります!
ザイガニック効果は、どのような現象なのか知っておくことが大切ですよ。
この記事では、ザイガニック効果とはなにか、メリットやデメリット、マーケティングでの活用方法について解説します!
ザイガニック効果とは、「完成されたものよりも、未完成なものに興味を惹かれる」という行動心理学の1つです。
日常の身近な例として、テレビドラマの番組途中に流れるCMがあげられます。
「この続きはCMの後!」という演出をあなたも観たことがあるのではないでしょうか。
この手法がザイガニック効果です。
全てを見せない状態や次の展開が気になるときにわざと中断させると、視聴者の意識をそのテレビドラマにとどめることができるのです。
ザイガニック効果は、日常のあらゆるシーンで見られますよ。
日常での具体例を3つ紹介します!
仕事はもちろん勉強でも、ザイガニック効果はよくみられます。
仕事の場合は、別の業務が入った際、キリが悪いところで仕事を中断すると前の仕事が気になってしまいますよね。
また勉強の場合、テストが時間切れにで終わったとき、そのあと解きかけの問題のことばかり思い出して悔しい思いをしてしまいます。
ただし、以下のようにザイガニック効果を利用すれば、仕事や勉強の効率をよくできますよ!
このように仕事や勉強を進めると、常に少し前の作業のことが頭に残る状態が続きます。
大切なことが記憶に残りやすく、休憩後に再度、仕事や勉強を始めるときもスムーズに取り掛かれますよ!
テレビドラマやアニメを見ていると、いつもイイところで「つづく」の文字が出てきてガッカリすることが多いですよね。
テレビドラマやアニメでも「続きどうなるの~」と視聴者に思わせて、中途半端に終わるのが特徴的です。
これは話の盛り上がるシーンの一部を見せて興味を引く「クリフハンガー」という手法です。
ザイガニック効果を利用したものとしてよく知られていますよ。
中途半端に終わらせることで、視聴者の記憶に強力に残るため、続きを見てもらいやすくなるんです。
恋愛においてもザイガニック効果はよくみられます。
叶わなかった恋の相手ほど、より鮮明に覚えているものですよね。
例えば、初恋で告白する勇気がなく、両想いと知りながらも離れ離れになってしまい、それっきり…という相手ほど、記憶に残っているものです。
一方、実際に付き合ったところ、浮気されて最低だったなどの明確な理由で別れた相手であれば、「そんな男もいたな~」くらいで済みますよね。
ザイガニック効果のメリットを2つ紹介します。
ザイガニック効果は、仕事の「生産性を高める」メリットがあります。
仕事中に新しい依頼を引き受けた場合、これまでやっていた仕事は中途半端になります。
中途半端な仕事は、気になってしまいますよね。
しかし、再開したときにはザイガニック効果によって高い集中力を維持でき、効率的に業務を遂行できるようになりますよ。
また、「これまで行っていた仕事を早く終わらせたい」との欲求も高まります。
新しく引き受けた仕事も効率的に行えるようになり、業務全体の生産性を高めることができるということです。
ザイガニック効果で仕事の生産性が向上すると、物事に取り組むモチベーションの維持や向上にも良い効果が得られます。
限られた時間でより多くの仕事をこなせれば、やりがいが生まれ、モチベーションもアップするでしょう。
「早く仕事を終わらせたい」「解決したい」との強い思いを上手にコントロールすることで、高いモチベーションを維持したまま物事を解決へと導けますよ。
ザイガニック効果をうまく活用すれば多くのメリットを得られますが、以下のようなデメリットも存在します。
ザイガニック効果を狙って、仕事を中断した状態が続くとストレスが溜まる原因になります。
未完の仕事が増えるほどストレスが蓄積される可能性があることから、モチベーションの低下につながる恐れもあります。
ザイガニック効果を狙う際は、相手の「仕事量」や「気質」などに注意しましょう。
相手によって効果が得られる場合と得られない場合があるため、有効に働くのかを見極めながら行わなければなりません。
中途半端な状態で仕事などを残すと、集中力が途切れて余計に時間がかかってしまう可能性があります。
ザイガニック効果を狙って業務を行う際は、きちんとタスク管理を行いましょう。
タスク管理が適切に行われないと、中断した仕事がどれも終わらなくなる恐れがあります。
さまざまな要因から集中力が続かないときもありますよね。
そんなあなたは、集中力を高める最適な時間配分を提供してくれる「ポモドーロ・テクニック」がおすすめですよ!
集中力がなかなか続かない場合は、ぜひ試してみてくださいね。
ザイガニック効果は、マーケティングにとても有効です。
どんなに良い商品やサービスを提供していても、興味を持ってもらえなければ意味がありません。
売れるテクニック以前に興味を持ってもらい、知ってもらうことが大切なのです。
ザイガニック効果では、不完全あるいは中途半端にさせて顧客を惹きつけることができますよ。
どのようにマーケティングに活用できるのか見ていきましょう。
商品の一部を無料で提供することは、ザイガニック効果を活用する上で有効な手段です。
たとえば、電子書籍を購入するとき、初めにサンプルを無料ダウンロードできるものあります。
気になる書籍を購入するか迷っている場合、無料ならダウンロードして読んでみようとなりますよね。
読んでいくうちに、どんどんその電子書籍にハマっていきますが、話の良いところでサンプルは終わってしまいます。
そうなると続きが気になってそのまま購入してしまうんです。
無料で電子書籍を読めるようにすることは、損するようにも思えますが、「続きが気になる!」という顧客の心理を利用することで最終的に購入につなげることができますよ。
ホームページの記事にタイトルをつける際に、ザイガニック効果を利用できます。
以下のタイトルを見比べてみてください。
aとb、どちらのタイトルがあなたは読みたくなるでしょうか。
aのタイトルでは「日々のトリートメント」とすでに答えが提示されていることに対し、bのタイトルでは記事を読まなくては答えが分からないようになっています。
タイトルにメインとなることをあえて含ませないことで、読み手の「読みたい」という気持ちを引き出すことができますよ。
メルマガやLINE@などを使って、ユーザーに直接情報を届けている場合も、ザイガニック効果を活用できます。
1度の文章で全ての内容を伝えるのではなく、重要な内容を時間差で伝えてみましょう。
たとえば「ブログの書き方」を大きなテーマとします。
ブログの書き方の中には、「ブログ本文の書き方」「タイトルのつけ方」など、いくつかのテーマがあるはずです。
これらを分割して送ることで、自社が発信する情報をユーザーは継続して、興味を持ち続けてくれることを狙えますよ!
相手にあなたのことを印象づけるためにも、ザイガニック効果を利用してみましょう。
インパクトを与えるほどのキャラでもなく話術もない、そのようなときに有効なのは、盛り上がっているときに立ち去る方法です。
この方法は「どんな人だったのかな?」「もう少し話してみたかったな」と、思われるほど印象に残るのです。
わかりきっているよりも、まだ全てを知らない相手に興味を持つことは、実はザイガニック効果の働きだったのです。
ザイガニック効果は「続きが気になる」とい心理をついた効果なので、マーケティングにおいて「商品・サービス」への期待感を高めることができます。
幅広いジャンルで有効に利用できますが、デメリットに注意して活用していきましょうね。
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