セミナー後のアンケートは恒例のことなので…。と、深く考えずに作成して配布していませんか?
セミナーのアンケートは訊く目的をしっかり持つと、参加者のニーズや今後のマーケティングに役立ちます。
アンケートは参加者の率直な意見が、ダイレクトに聞けるとても大切な役割を持っています。
セミナーのアンケート結果を、企業の有益にするために活かさなければ、ビックチャンスを逃してしまいますよ。
参加者の意見を有益にするために、内容を見直してみましょう。
この記事では、アンケートをする目的や実施方法のメリットとデメリットについて解説しています。
また、作成時の注意点と訊くべき項目についても紹介しますね。
定期的にセミナー開催するための内容や、参加者の率直な意見を訊く機会として、アンケートは有益です。
情報を有益にするためには、「アンケートの目的」をしっかり理解しておくことが大切です。
アンケートの目的は、セミナーによって違いますが「何に活用するか」を明確にすることです。
自社が得たいと思っている情報を目的に、アンケートを作成します。
そうすると参加者の率直な意見が収集でき、次のセミナー内容に繋げられますよ。
アンケートの実施方法は、紙とWebの2通りあります。
企業によって、「紙がいい」「Webがラク」と言う意見があります。
実際、どちらがいいのかメリット・デメリットを比較してみました。
メリット | デメリット | |
紙 |
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Web |
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アンケートの実施方法は、セミナーの内容によって選ぶといいですよ。
年齢が高めの参加者が多いようであれば、紙アンケートがいいでしょう。
また、若い参加者が多い場合や規模の大きいセミナーは、配布と集計の手間を考えるとWebアンケートが効率いいですね。
アンケートを作成する際の注意点として、参加者の立場になって考えることです。
作成する際の注意点として、4つのポイントを押さえておきましょう。
参加者が書きやすく、また回答したいと思えるようなアンケートを、作成することが大切ですよ。
では、作成する際のポイント4つを、詳しくみていきましょう。
アンケート用紙は、参加者が回答しやすいように、A4サイズ1枚にシンプルにまとめましょう。
参加者は、セミナーの受講を目的として来ているので、アンケートに時間はかけたくないと思っています。
読み書きに時間をかけるアンケートは、書いてくれないと思ってください。
参加者が短い時間で回答でき、なおかつこちらの有益に繋がる情報が、得られるように工夫しましょう。
タイトルに「アンケート」と明記すると、「回答しなくてもいい」という気持ちにさせてしまいます。
例えば「セミナーの振り返り」や「学んだこと」など、充実した時間のアウトプットと思えるタイトルにすることを、おすすめします。
または、「今後のセミナー内容を充実させるため、あなたのご意見をお聞かせください」など書いておくと回答率が上がりますよ。
アンケートは、回答してほしい重要な項目を、先に持ってくるようにします。
後半の項目になると、面倒だと思われてしまい、回答率が低くなります。
1番訊きたい項目を先に持ってくることで、参加者も回答しやすくなりますよ。
いくつかの選択肢から、最も合うものを1つ選ぶ「単一選択式」が回答しやすいです。
自由に記述できる項目は、率直な意見が書けますが、参加者がゼロから考えることになるためハードルが高くなります。
そのため、記述に時間がかかり回答率も下がってしまいますよ。
序盤は単一選択式の項目でリズムよく回答できるようにし、最後に自由記述形式を設けることをおすすめします。
また単一選択式で、選んだ理由を訊く場合は、回答例を掲載しておくと親切ですね。
セミナーアンケートの目的と注意点を踏まえながら、訊くべき項目を検討します。
では、訊くべき項目8つはどういうことなのか説明しましょう。
セミナー全体に関する満足度を、アンケートのはじめに入れることで、率直な意見を回答してくれます。
アンケートへのハードルを下げるために、序盤は単一選択式の項目でリズムよく回答できるようにしましょう。
とても満足・やや満足・普通・やや不満・不満
このような選択肢を設けると、回答しやすくなりますね。
はじめに全体の満足度を訊くことで、参加者はセミナーの内容を整理しやすくなります。
リズムよく回答していくと、記述式の設問で意見を書いてくれる可能性が高くなりますよ。
セミナー全体の内容をテーマごとに分けて、満足度を訊きます。
テーマごとに満足度を訊くことで、改善点や検討する点などがテーマごとに分かりやすくなりますね。
上記に挙げたテーマ以外の項目は、セミナーの規模や内容によって柔軟に検討しましょう。
単一選択式の項目の回答を掘り下げて訊きたい場合、自由記述欄を作ります。
1.セミナーの内容に満足いただけましたか?
(とても満足・やや満足・普通・やや不満・不満)
そう思った理由をお聞かせください。
このような流れで訊くと、単一選択式の項目だけではわからない意見も、掘り下げて訊けますよ。
参加した目的や今後取り上げてほしいテーマ、セミナーの希望開催日時などの顧客のニーズを訊きます。
アンケートでは、今後のセミナー内容や知りたい情報など参加者のニーズがわかります。
今後取り上げてほしいテーマや日常生活の悩みごとを訊くことで、商品の改善や新製品開発に役立てられますね。
どこでセミナーを知ったのかアンケート項目に入れると、複数の集客方法で1番ユーザーにヒットしたかがわかります。
セミナーをどこで知ったのかを分析できれば、マーケティング施策にも利用できます。
単一選択式の項目に「その他」を入れ、選択肢になければ記述できるようにしておくと漏れがなくていいですよ。
セミナー直後は参加者の購入意欲が高まっているため、資料請求などの設問を用意します。
資料請求や無料体験など自社の商品やサービスによって、設問内容を工夫して掲載しましょう。
セミナーアンケートでは、職業や性別、年齢などの簡単な情報を訊きます。
参加者の属性を訊くことで、データ化しマーケティングの施策に活かせますよ。
アンケートの最後には「どんなことでもお書きください」という自由記述欄を設けます。
こちらで設けたアンケート項目のどこにも属さない意見を、ここで自由に書けるようにしておきます。
参加者が伝えておきたいことも、拾えるようにするのも大切ですよ。
セミナーアンケートを実施すれば、今後の商談や新規顧客の獲得などメリットはたくさんあります。
アンケートの目的を明確にし、注意点を踏まえれば回収率もアップするため、ビジネスチャンスも広がりますね。
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