うまく話が伝えられない人は、得てして同じような話し方をします。
また、伝えたい部分がどこかわからず、伝えたい部分を伝えきれずに話が終わってしまう事も…。
「この話は面白くない」と感じられると、話の内容は相手の耳に入りません。
「面白くない」と思われない話し方で、理解してもらえるような話し方をしようと思ったら、やっていただくべき事はたった1つなんです。
たった1つの事を変えていただけるだけで話がとても上手くなるので、ぜひ実践してみてください。
この記事では、人に伝わる話し方をするために変えていただくべき、たった1つの事をお伝えしていきたいと思います。
上手く伝わる話し方ができるか、できないかは2択。
うまくいかない人は、基本的に全部話そうとするんです。
わかりやすく、具体的な例文で見ていきましょう。
今日、「トップガンマーヴェリック」を観に行こうと思います。
朝、起きたんです。
朝の時計は5時52分で、ここから始まったんですけどね。
朝起きて、うがいをして…。
それから、母親を起こしに行って「目玉焼き作って」って言おうと思ったら母親が起きてなかったんです。
目玉焼きは結局、自分で作ったんですよね。
その目玉焼きが思ったよりもうまく焼けたと思ったら、他のものも食べたくなったんです。
このように話されると、映画館に行くまでの話に全然到達しませんよね…。
家を出るまでの話で5分~10分は話してしまいそうな勢いです。
このように、上手く話が伝えられない人は、その日の出来事を全部伝えようとしてしまうんです。
ですので、この人に「映画がどうだった?」と聞いたら、きっとこのような返事が来るでしょう。
「いやもう映画がとても良かった!」
「映画も初めの冒頭部分がこういうシーンで、ここからこういうシーンになって。」
「あとこんなシーンがあって、こういうことがあったんだよね~。」
きっと、2時間の映画に対して、2時間分の話をしてくれるでしょう。
それなら初めから映画を観に行った方が早いですよね…。
要約すると、話をするピントがずれているので、上手く伝わらないんです。
伝わりやすい話し方のポイントは、「話をするピントを1箇所に絞ってあげる」こと。
すると、話は急にわかりやすくて、明確に面白いものに変わるんです。
早速、この部分っていう切り取った話し方を例文で見ていきましょう。
この前トップガンマーヴェリックを観に行ったんです。
私ね、トップガンマーヴェリックで何よりも1番心に残ったシーンは、初めのシーン。
研究中止になるとか、マッハ10を目指さないといけないというシーンがあるんです。
そもそも、トムクルーズはもう60歳ぐらいですよね。
もう60歳の人が、飛行機に乗ってマッハ10に挑戦するんです。
この挑戦が失敗したら、この研究自体全部中止。
トムクルーズは、自分の人生かけてそのマッハ10に挑戦するんです。
マッハ10に挑戦してもうやめればいいのに、そこでまたスピードを上げて爆発するんです。
ですが、もう死んだから…といってまた挑戦しようとするんです。
そのシーンを観ていたら、自分って若いときは絶対に限界まで挑んでいたなって思ったんです。
今になって限界に挑めているのか、挑めていないのかと考えると、昔ほど挑めていないかなって思ったんです。
こういうことって、自分でもすごく勉強になるなって思いました。
映画の中の冒頭シーンですが、このシーンから心掴まれたので、泣きっぱなしでしたね…。
自分に対して、今本当に挑戦できているのか、できてないのか、あやふやな方はぜひトップガンマーヴェリックを観に行っていただければと思います。
このように話されると、先ほどよりも良く感じませんか?
ポイントはここです!
話の1部分だけ切り取った話し方をしていただけるだけで、とてもわかりやすくなります。
しかし、全体を通して話してしまうと「何が起こるんだ」とわかりにくい話になるんですよね。
多くの人は全体を通して話しすぎてしまい、何を話したいのか、わからなくなってしまいます。
大事なのは1部分が自分に対してどんな感情があったなど、このシーンを思い出したとか、自分の思い出と合体させるように話をしてあげる。
それだけで、とても面白そうな話に変わる訳です。
あなたに意識していただきたいことは、1部分だけ切り取った話し方を意識すること。
これだけであなたの話し方は、劇的に上手くなります!
ぜひ劇的に上手くなった話し方を手に入れていただければと思います。
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