三幕構成とは、小説などの筋書きとなるプロットを書くためのテンプレートの1つです。
三幕構成のテンプレートは物語を3つ(正確には4つ)に分けて展開させます。
中国の代表的な詩である漢詩を表す「起承転結」と似ていますが、三幕構成の方がより物語に緩急があるので、読者を飽きさせない工夫がされているんですよ。
小説を書こうとしているあなたも、小説に興味があるあなたも、この記事を読めば物語の構成のノウハウが分かります。
ぜひ活用してくださいね♪
三幕構成とは、小説やライトノベルの筋書きであるプロットを書くときに使われるテンプレートの1つです。
三幕構成は、物語を第一幕・第二幕・第三幕と3つ(正確には4つ)に分けて展開させていきます。
ハリウッド映画などの基本とされているんですよ♪あなたの好きな映画も、三幕構成で展開されているかも知れませんね。
三幕構成はこのような構成から成り立っています。実は「起承転結」のように構成されているんですよ。
ミステリー作品を具体例にして解説していきます。
第一幕は物語の始まりとなる部分で、起承転結でいう「起」です。
主に登場人物や物語の舞台などを説明し、読者が感情移入できるようにしましょう。
物語の中に伏線を貼るのもこの部分。
第二幕へ入る前には、急展開となるような問題が起こります。
ミステリー作品なら、平和な日常生活に突如、殺人事件が発生するといった感じですね。
第二幕は起承転結では「承・転」の部分で、主人公は問題に直面し行動します。
前半と後半に分けられ、境となる部分を「ミッドポイント」と言います。
物語の前半は、登場人物が起こった問題に対して逃避したり迎撃したりと受動的に行動し、後半では潜入や攻撃などの攻勢へと行動を移します。
第三幕に入る前には、決定的な情報や助力を得てクライマックスに突入するのです。
ミステリー作品に置き換えると、連続殺人が次々に起き、アリバイのないヒロインに疑いがかけられます。
後半では、主人公が調査を進め、真犯人のトリックに気付きます。
第三幕は起承転結の「結」の部分にあたり、主人公の活躍により、問題が解決します。
第一幕で貼られていた伏線回収もこの部分。
主人公は問題を解決する過程で、成長を遂げ、平和な日常へと戻ります。
ミステリーでは、主人公が真犯人のトリックを暴き、犯人は逮捕。疑いをかけられたヒロインは疑いが晴れ、平和な日常へと戻ります。
最初に三幕構成のことをお話ししましたが、小説のプロットを書くためのテンプレートは3つあります。
ここでは、特に混同しやすい三幕構成と起承転結の違いや、メリットをお伝えしますね。
先ほど、三幕構成にも起承転結があるとお話ししましたが、この2つにはどんな違いがあるのでしょうか?
起承転結と三幕構成の1番の違いは、「ミッドポイント」の有無です。
起承転結は、4部構成の中でも「承」の部分が長く、次の「転」をクライマックスとして考えられています。
「転」の部分に到達するまで物語の転移が動きにくく、読者が飽きやすくなります。
もともとは中国の代表的な詩である漢詩の構成を意味しており、物語の構成を目的として作られていないんですよ。
一方、三幕構成には第二幕の前半後半の境である「ミッドポイント」があることで、物語の緩急がつきます。
そして、第二幕から第三幕への切り替わりのときに「転」同様に物語最大の盛り上がる部分も存在します。
つまり、三幕構成の方が物語の展開により緩急がつき、読者を飽きさせない工夫があるということですね。
三幕構成は、平均2時間ある映画などの脚本のために開発されています。
長編小説やライトノベルのプロット作成に応用しやすいという点が三幕構成最大のメリットといえます。
三幕構成には、第二幕で出てくる「ミッドポイント」以外に、各幕の切り替わりである「プロットポイント」という節目があります。
これらのポイントがあることで物語の展開に波が出て、読者が退屈して離脱するのを防ぎます。
また、物語の序盤で展開の動きがあるので、早い段階で読者の興味を引けます。
三幕構成はお話ししてきたように、第一幕・第二幕・第三幕から構成されています。
そして第二幕の中央のミッドポイントを境に、前半後半と分け、物語は展開していきます。
三幕構成の第一幕~第三幕に使う小説のページ量の目安はこちらです。
これから各幕の書き方のポイントをお話ししていきますね。
第一幕のページ量は全体の25%、400ページの小説なら100ページまでです。
最も重要なのは、物語の冒頭に目を引く出来事を持ってきて、読者の関心を引くこと。
第一幕の役割は主に4つあります。
あなたは小説などを少し読んで「退屈だ」と感じても、最後まで物語を読み進められますか?
最初の印象はとても大事で、物語の冒頭で読者が「面白そう!」と感じさせられるとその後の展開にも興味を持ってもらえるのです。
ここでは主人公の説明は特に丁寧に行いましょう。主人公は読者が感情移入する存在なので、性格や趣味、家族関係など細かく設定しておきます。
そして第二幕に入るために問題が起こります。平和な日常から一変、未知で不安な非日常へと変化します。
第二幕のページ量は全体の50%、400ページの小説なら200ページほどです。
アクションシーンなどを入れて読者を楽しませることが重要です。
第二幕の役割は、4つあります。
ここでのポイントは、主人公に最初から活躍させないこと。
主人公に消極的な行動をさせることで、人間臭さが表現でき共感を得られます。
そして主人公を徹底的に追い詰めることで、感情移入されやすくなり、読者はハラハラするのです。
ミッドポイントを境に主人公は、問題に対して積極的に行動し、問題解決に役立つ決定的な情報や助力を得て第三幕へと続きます。
第三幕のページ量は全体の25%、400ページの小説なら最後の100ページです。
第三幕では、問題解決の中心人物として主人公を活躍させることが必須です。
役割は、主にこちらの3つです。
ここでは必ず、主人公が自らの力で問題を解決することが不可欠です。
脇役が主人公よりも活躍したり、主人公の努力なく問題を解決したりするのでは、興醒めするため注意しましょう。
その結果、主人公が人間的に成長する展開は誰からでも好まれます。
また、第一幕~第二幕で伏線を貼った場合は、必ず回収しましょう。
驚きの展開となる「どんでん返し」も読者に印象をつける有効的な手段ですよ。
最後は、もとの平和な日常へ戻っていきます。
「小説を書く」というと難しく考えがちですが、実は多くの作品が三幕構成のテンプレートを使っているんですよ。
あなたの知っている作品もそうかもしれませんね。
小説を書くことに興味があるなら、闇雲に描き始めるよりもテンプレートに沿って書いた方がスムーズに物語を書けますよ♪
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